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「オブセ牛乳」とコラボレーションご当地牛乳を使ったお菓子が大ヒット商品に

牛乳パックを思わせるパッケージデザインや、ちょっとレトロなロゴマーク。「オブセ牛乳」シリーズの第一弾として発売した「焼きドーナツ」「焼きブレッド」は、2013年10月の発売から1年で、なんと約40万袋を売り上げる人気ぶり。当初の予想をはるかに超える大ヒットとなりました。

想像以上の売れ行きに驚きはありましたが、実は、開発チームは「なんといっても牛乳がおいしいですから」と原材料の質の高さに自信を持ち、ひそかに期待していました。
原材料の検討段階でオブセ牛乳を試飲した時、「コレだ!」と思わせる味わいだったからです。

お菓子

オブセ牛乳シリーズ発売開始時に
開発担当として携わった小野 奈美

原材料のポテンシャルを
最大限に生かすことが使命

オブセ牛乳は、戦後間もなく長野県小布施町で創業した牛乳屋さんで、栄養価の高い牛乳に子どもたちの健やかな成長を願うべく、会社のロゴマークは愛らしい「赤ちゃん天使」。地元では半世紀以上にわたって幼稚園や小中学校の給食で飲まれている、いわばソウルドリンクです。
開発テーマのひとつに「子どもに安心して食べてもらえるお菓子にしたい」との思いがありましたから、コンセプトもぴったりでした。
そして、何よりおいしいことが決め手でした。

その牛乳の甘みと味わいの秘密は「牛乳が一番おいしくなる殺菌方法」へのこだわりにあると知り、開発チームはとにかく牛乳本来の風味を損なわずに商品化することに徹しました。
実は、この段階では何の商品にするのか決まっていなかったのですが、偶然が重なりました。牛乳の味わいをダイレクトに伝えるための模索を始めたところ、時を同じくして、焼きドーナツの技術を持つ老舗お菓子メーカーから「うちの技術で何かできないか」との話が舞い込んだのです。
水を一切使わずに、水の代わりに牛乳だけで生地を練ったら「絶対に美味しくなる!」と。試行錯誤の末に出来上がったのが、しっとりとした生地に牛乳本来の味と風味を感じる素朴な味わいでした。

お菓子

オブセ牛乳シリーズは、
さらに続きます

こうして誕生した第一弾の焼きドーナツとブレッドに続き、現在はゴーフレットやキャラメルとシリーズを展開。さらに新たな商品も企画しています。
パッケージには、シンボルマークの天使のイラストや牛乳パックのイメージでアレンジして「オブセ牛乳ブランド」の統一感を持たせています。このパッケージの愛らしさも、お土産として選ばれる人気があります。

オブセ牛乳のように、地域で愛されるメーカーとのコラボレーションにより、その味わいの良さが全国で知られるようになれば、地域の活性化や長野県のPRにつながるはずです。
今後も長野県内の地域で親しまれてきた味を生かした商品開発を進めてまいりたいと思っています。

お菓子

生産者インタビュー【オブセ牛乳様より】

これからも安心安全で美味しい牛乳をつくっていきます
これからも安心安全で
美味しい牛乳をつくっていきます

焼きドーナツを初めて試食した時、牛乳の味わいの力強さを感じました。マルイチ産商さんからは「オブセ牛乳だから出せる味」と言っていただき、とてもうれしく思いました。商品の売れ行きが良いとのことで、私たちも大変うれしく思っています。
牛乳は賞味期限が短いので全国へお届けするのは難しいですが、お菓子なら全国、そして海外にも行けますからね。それで全国に小布施町にあるオブセ牛乳と知られるようになればうれしいです。

オブセ牛乳のこだわりは、創業時から変わらない殺菌方法にあります。「牛乳が一番おいしくなる殺菌方法」として代々受け継ぐ80℃ 15分殺菌(一般的な牛乳は120~130℃ 2~3秒殺菌)。さっぱりとした飲みごたえなのに、コクとほんのり甘みがあるのが特徴です。衛生管理にも配慮し、手間ひまかけて毎日丁寧に作ることを心掛けています。
「子どもが安心して食べられるお菓子を作りたい」とのオファーから始まったコラボレーション。パッケージロゴと合わせて「お母さんたちが子どもに安心して食べさせられるお菓子ができた」と伺い、さらに気持ちを引き締め、これからも安心安全な牛乳づくりを続けたいと思っています。

(有)オブセ牛乳 代表取締役社長 西岡 幸宏さま
取締役 西岡 由佳さま

(有)オブセ牛乳 代表取締役社長 西岡 幸宏さま 取締役 西岡 由佳さま

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