お魚図鑑
銀鮭 (ギンザケ)
[標準和名]
ギンザケ[地方名]
ぎんます[学名]
Oncorhynchus kisutsh[英名]
Coho salmon
- 目サケ
- 科サケ
- 属サケ
- サイズ全長60cm〜100cm
・脂肪分が多く、身がふっくらとして味がよいことから、切り身でも加工品でもよく出回っている人気の魚種。
・天然もの(国内では獲れない)を見かけることはめったになく、国産も輸入品も養殖ものが圧倒的です。
・コンビニや弁当チェーンの鮭弁当、鮭おにぎりの鮭はほとんどが銀鮭。
外観
褐色を帯びた銀白色で、尾びれにも銀色の線があります。背部、せびれには黒班が散らばっています。
生態
日本での産卵はほとんどなく、三陸で養殖を行っています。天然物は、カリフォルニア、アラスカからサハリンに至る河川で産卵し、北太平洋を広く回遊します。通常3〜4年を海で過ごし、生まれた川に戻ります。
- 漁獲法天然物:主に米国、ロシアから輸入 養殖物:チリから輸入
- 主な産地宮城(志津川)、宮城(女川)、宮城(石巻)
買う・食べる
時期
5月から6月
鮮度・品質の見分け方
・皮が銀白色に輝き美しいものが上級品
・切り身の表面につやがあり、鮮やかなオレンジ色のもの
・切り身でも腹のまわりや身の全体に張りがあり、縮んだりしぼんだりしていないもの
味わい調理のポイント
・ふっくらとした身の食感や、脂肪分の多さから、切り身の塩焼きなどシンプルな献立はもちろん、ほぐして活用するのもおすすめ
・クリーム、マヨネーズ、チーズとの相性がとてもよく、家庭的で気軽な洋食メニューに重宝します
栄養のポイント
・タンパク質が豊富。しかも他の魚に比べ、消化・吸収率が高いことで知られています
・脂がのったものは学習・記憶能力の向上や、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病の予防効果があるとされるEPA、DHAが豊富
・コレステロールの代謝促進や肝臓の機能強化に効果があるとされるタウリンが豊富
・鮭の身の赤には抗酸化機能(老化抑制)が注目されるアスタキサンチンが豊富