お魚図鑑

ほたるいか (ホタルイカ)

  • [標準和名]

    ホタルイカ
  • [地方名]

    まついか、こいか
  • [学名]

    Watasenia scintillans 
  • [英名]

    Toyama squid
  • ツツイカ
  • ホタルイカモドキ
  • サイズ胴長7cm

産卵期となる3〜6月に産卵のために富山湾沖に集まります。ホタルのように発光することからこの名が。
漁獲されるとすぐ浜茹でされて出荷されます。

外観

小型のいかです。触手の先にそれぞれ3個の発光器がついており、体表の海底側(腹側)には細かい発光器があります。

生態

北海道から土佐湾に生息し、ふだんは水深200〜600mくらいのところにすんでいます。

  • 漁獲法定置網
  • 主な産地富山(魚津)、兵庫(浜坂)

買う・食べる

時期

4月から5月

鮮度・品質の見分け方

・身がふっくらとして張りとつやがあるもの
・目が飛び出しているもの
・耳が白いもの

味わい調理のポイント

・釜揚げしたものをわさびじょうゆやしょうがじょうゆで味わうのがポピュラー
・酢味噌やからし味噌であえるのもおすすめ
・寄生虫がつかない脚と胴部分は生食も可能です。脚には「竜宮そうめん」の別名も
・沖漬け(しょうゆ漬け)、黒作り(イカスミも加えたしょうゆ漬け)は美味

栄養のポイント

・低脂肪、低カロリーで良質なタンパク質の宝庫です
・肝機能の働きをアップされるといわれるタウリンを多く含みます。体内に蓄積されたコレステロールと結びつき、体外への排泄をうながす働きもあります
・ビタミンA・B群が豊富。内臓ごと食べられるので効果は抜群。

おまけの知識

・富山湾の沖合海域は、ホタルイカ群遊地として特別天然記念物に指定されています。
ホタルイカの発光で海面が美しく輝く様子を見る観光船が季節限定で運行します。
・産卵のために波打ち際に近づくホタルイカが誤って波にさらわれ、海岸に大量に打ち上げられることがあり、富山では「イカの身投げ」と呼んでいます。

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