お魚図鑑
ベビーほたて
その名の通り、成長途中の帆立貝で、養殖が普及したからこそ食べられるようになった食材。
安価に手に入り、あさりやしじみほど砂抜きに時間がかからないので、便利です。
- 主な産地北海道(根室)、宮城(石巻)
買う・食べる
時期
4月から6月
鮮度・品質の見分け方
・殻付きで流通するものは生きているので新鮮
・身のみ冷凍で流通するものは、冷凍庫で1カ月くらいは日持ちします
味わい調理のポイント
・殻付きのまま、あさりのように汁物、酒蒸し、パスタの具材として使えます
・上品で深いうまみのダシが出るので、料理の味わいがぐんとアップ。見た目にもインパクト抜群です
栄養のポイント
・低カロリーながら、タンパク質、カルシウム、ビタミン、鉄分などが豊富で、バランスよく含まれているヘルシー食材です
・味覚障害を改善する亜鉛、細胞の活性化を助けるといわれるタウリンが豊富
・抗ガン作用が注目されるゲルマニウムやセレニウムも含んでいます
おまけの知識
遙か昔のヨーロッパで、ほたてがいは「豊穣」「再生」の象徴と考えられたようです。
ボッティチェッリの名画『ヴィーナスの誕生』で、ヴィーナスが乗っているのはほたてがい。また、キリスト教の巡礼者のお守りとしてもあったとか。