お魚図鑑

あまえび (ほっこくあかえび)

  • [標準和名]

    ほっこくあかえび
  • [地方名]

    なんばんえび、あかえび
  • [学名]

    Pandalus eous
  • [英名]

    Alaskan pink shrimp
  • エビ
  • タラバエビ
  • タラバエビ
  • サイズ体長13cm

とろけるような食感と、甘さから、生で食べるのが最もおいしいとされます。
店頭で見るのは、主に国産の生のあまえびと、ロシアなどから冷凍で輸入されたもの。価格の差が歴然ですが、冷凍技術、輸送技術の進化で、味わいの差が年々縮まっているようです。
富山、新潟では「南蛮えび」という名でよばれることもあります。

外観

身がピンク色-赤橙色をしています。他のタラバエビ科のエビと比べ、体や脚が細長く、甲が柔らかい。また、6つある腹節のうち、3番目の腹節の後半部に上向きの小さな突起があり、腰が曲がっているように見えます。

生態

日本海から北太平洋北部に分布する寒海性のえびで、水深150〜400mの泥底に生息しています。孵化後、2〜3年は雄として成熟し、5年半くらいで雌に性転換します。

  • 漁獲法底曳き網、籠漁
  • 主な産地北海道(増毛)、青森、新潟(能生)

買う・食べる

鮮度・品質の見分け方

・新鮮なものほど赤色が鮮やか
・頭の部分が黒ずんでいないもの

味わい調理のポイント

・足と殻を取って、生で味わうのが最高
・寿司ネタとしても定番です
・頭や尻尾の部分にもうまみがあるので、チュッと吸って食べても、お行儀が悪いとはいわれません。もちろん青いたまごも食べましょう
・頭や尻尾はダシに使ったり、素揚げにしたりします

栄養のポイント

・良質なタンパク質のかたまりで、脂肪分ほとんどなし
・かつては高コレステロールの食材の代表といわれていましたが、最新の研究成果で修正され、ヘルシー食材として改めて注目されるようになりました。
・瞳や肝機能に作用するタウリン、味覚に影響する亜鉛が豊富
・頭、殻も食べればカルシウム補強にGood!
・アレルギーのある人は注意を

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