カキの佃煮風丼
- 11
- November
2021
これからが旬のという食材の代表と言えば「マガキ」です。
季節限定という思い入れもあって、いろんな食べ方を楽しみたいですよね。
今回は常備菜にもなるようにカキを佃煮風にして、ご飯にのせて丼にしました。
おつまみにもぴったりです。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
日本で初めてカキの養殖が行われたのは何時代でしょうか?
- ①弥生時代
②室町時代
③明治時代
旬のマガキが並ぶ(魚信MIDORI長野店)
日本で食べられているカキは「マガキ」と「イワガキ」の2種類に大別されます。夏に旬を迎えるイワガキに対して、マガキの旬は冬です。ちなみに、店頭で見かけるカキの多くは養殖のマガキで、広島県がマガキの生産量全国第1位を誇ります。
カキ養殖に関する歴史は古く、ヨーロッパでは古代ローマ時代(紀元前1世紀)に始まったとされており、実に2000年以上の歴史があるそうです。一方、日本では大正時代に発行された文献に「天文年間(1532年~1555年)、安芸国(現在の広島県)において養殖の法を発明せり」と記されており、これが現在見つかっている中で最も古いカキ養殖に関する記述とされています。1532年~1555年は室町時代の後期にあたりますので、ととクイズの正解は②でした!
ナポレオンや武田信玄といった歴史上の偉人がこぞってカキの美味しさを絶賛したという言い伝えが残っていますが、偉人達がカキを好んだ一番の理由は栄養価の高さともいわれており、ビタミン類のほか、亜鉛、鉄分、グリコーゲン、アミノ酸、カルシウム、タウリンなど必要な栄養素をバランス良くたっぷり含んでいます。「10月1日に広島県でマガキの水揚げが解禁となり、旬のマガキが店頭に並ぶようになりました。海のミルクといわれるほど栄養豊富で、冬の温かいメニューとの相性抜群です!」と、魚信MIDORI長野店の朝場さん。ぜひ様々なお料理でお楽しみください。