サバ大根
- 10
- October
2021
名前から想像がつくように、ブリ大根のサババージョン。さらに、サバといえばサバのみそ煮というくらい、みそとの相性も抜群なので、みそ味のサバ大根となりました。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
マサバの寿命は一般的に何年程と言われているでしょうか?
- ①1年
②4年
③10年
旬のマサバが並ぶ(魚信MIDORI長野店)
日本で流通しているサバは大きく分けて、マサバ・ゴマサバ・タイセイヨウサバの3種類ですが、一般的にサバというと「マサバ」を指すことが多いです。マサバは秋から冬にかけて旬を迎えることから、「秋サバ」や「寒サバ」とも呼ばれ、近年では金華サバ・関サバ・松輪サバなど各地でブランドができるほど人気の魚となっています。
マサバをはじめ、サンマやシロサケなどは秋に旬を迎え同時期に店頭に並びますが、寿命は大きく異なります。サンマは生まれてからの1年間で28cm程にまで成長し、約2年で寿命を迎える一方で、シロサケの寿命は約4年とサンマの約2倍です。マサバの寿命は諸説ありますが、一般的には10年程と言われており、店頭でよく目にするお魚のなかでは長寿であることが分かっています。ということで、ととクイズの正解は③でした。
マサバは脂質に富んだ魚ですが、中でも多価不飽和脂肪酸が群を抜いて多く含まれています。EPAやDHAに代表される多価不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、逆に善玉コレステロールを増やす働きがあるため、動脈硬化の予防や高血圧などの生活習慣病から身体を守ってくれます。下処理不要で手軽に食べられるサバ缶は、サバの身はもちろん、缶詰の汁にもDHAが豊富に含まれているので、汁ごと調理すると良いでしょう。
「10月から11月に水揚げされるマサバは1年の中でも特に脂がのっておいしいとされ、秋サバと呼ばれます。定番の味噌煮のほか、焼いても揚げてもおいしい旬のマサバをご賞味ください」と魚信 MIDORI長野店の朝場さん。ぜひ様々なお料理でお召し上がりください。