ブリのガーリックバターしょうゆソテー
- 12
- December
2020
ブリ大根は、ブリ料理の定番です。ブリと大根の相性は抜群ですよね。
そんな、ブリと大根の相性の良さを活かして、クリスマスや年末年始にもピッタリの一品を紹介します。
簡単ですが、ブリのおいしさ、大根のシャキシャキ感が新鮮なもてなし料理です。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
富山県にある「ブリ」にまつわる風習は次のうちどれでしょう?
- ① ブリの半返し
② ブリの倍返し
③ ブリの恩返し
切り身や刺身用のブリが並ぶ(魚信MIDORI長野店)
ブリは漢字で魚へんに「師」と書くように、師走(12月)の今が旬です。春の産卵に備えて太り、脂がのった冬の「寒ブリ」は格別に美味しいとされています。
成長によって名前が変わる「出世魚」として有名で、成長段階における各地の呼び名は多種多様です。ちなみに、関東地方では「ワカシ(10~20cm未満」→「イナダ(20~30cm未満)」→「ワラサ(40~60cm未満)」→「ブリ(70cm以上)」となります。
古くから年取り魚や冠婚葬祭などに用いられ、日本人の生活に深く浸透しているブリ。年取り魚は糸魚川静岡構造線(地層の大断層線)の東西で分かれるとされ、西日本ではブリ、東日本ではサケが主流です。ちなみに、長野県内では松本エリアを境に北でサケ、南でブリを食べる習慣があると言われています。
富山県では海沿いの町を中心に、娘が結婚した年の暮れに、嫁ぎ先にブリを丸ごと1匹贈り、受取った嫁ぎ先はブリを半身にして嫁の実家に返すという「ブリの半返し」という風習が残っています。ということで、ととクイズの正解は①でした。
ブリは青魚の中でもトップクラスの栄養を誇り、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいます。「刺身や寿司はもちろん、塩焼き、照焼き、ブリ大根など様々なお料理にお使いいただけます!」と「魚信MIDORI長野店」の朝場さん。脂がのって一番美味しい今の時期にぜひたくさんお召し上がりください。