サバのカレーゴマパン粉焼き
- 10
- October
2020
秋サバをおいしく食べるには、サバのみそ煮が一番かな!という気持ちがある一方で、食卓をハレの日にするようなおしゃれな一品を、と思い考えたのが、今回のサバレシピです。
作り方も味付けもとても簡単、こつを必要としないので、だれでもおいしく作れます。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
サバは鮮度落ちが早いことから「サバの○○○○」という言葉がありますが、○○○○に入る言葉はどれでしょうか?
- ①生き腐れ
②生き別れ
③生き地獄
丸魚や切り身のマサバが並ぶ(魚信MIDORI長野店)
サバは大きく分けて「マサバ(真鯖)」、「ゴマサバ(胡麻鯖)」、「タイセイヨウサバ(大西洋鯖)」の3種類がありますが、一般的にサバといえば「マサバ」を指します。1年中獲れますが、10月~11月頃に獲れる「秋サバ」は最も脂がのって美味しくなります。
サバはアジやイワシ同様に、昔から日本人になじみのある青魚で、かつては安くて美味しい魚の代名詞でした。しかし、近年は資源の低迷と流通の発達から高値傾向となっており、大分県の佐賀関沖で一本釣りされる「関サバ」や、宮城県金華山沖で獲れる「金華サバ」 などの“ブランドさば”が日本各地で誕生しています。
数をごまかすことを「サバを読む」と言います。これは、「サバの生き腐れ」というように、サバは傷みやすく、冷凍技術や保存設備の無かった江戸時代の魚市場では早く売りさばく必要があったため、漁師や魚屋が早口で急いで数えて数をごまかしたことに由来すると言われています。ということで、ととクイズの正解は①でした。
サバは血液をサラサラにして動脈硬化や心筋梗塞などの予防に役立つEPAや、脳の活動を活発にするDHAを多く含みます。「海が冷たくなるにつれて、脂乗りが大変良くなります。焼き魚、煮魚はもちろん竜田揚げなど、豊富なメニューにご利用いただけます」と「魚信MIDORI長野店」の清水さん。ぜひ様々な料理でお召し上がりください。