うなぎと新ゴボウの炊き込みごはん
- 7
- July
2020
土用のころは夏の最も暑い盛りです。土用の丑(うし)の日にうなぎを食べるようになったのは江戸時代、平賀源内がうなぎ屋の宣伝をしたのが始まりとか...。いずれにしても、滋養のあるうなぎを食べるのは利にかなっているようです。
今回は1尾のうなぎを家族みんなで味わえるような炊き込みご飯です。
暑い日には、夏ばて予防に家族でうなぎを味わいませんか!
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
「うなぎ」の語源は次のうちどれでしょうか?
- ① 鵜凪
② 棟木
③ 胸黄
うなぎの長焼きやうな重が並ぶ(魚信MIDORI長野店)
「うなぎ」は日本では古来より食べられてきましたが、現在では出回るもののほとんどが養殖ものか輸入もので、天然うなぎはわずかに流通しているのみで大変貴重です。「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣は江戸時代からのものですが、需要は夏場が圧倒的に多く、俳句の世界でも「うなぎ」は夏の季語となっています。
生食が出来ないために食べ方が非常に限られており、開いて素焼きにした「白焼き」か、それに甘辛いタレをつけた「蒲焼き」で食べるのが一般的です。うなぎの語源は諸説ありますが、うなぎが家屋の棟木(むなぎ)のように細長いからという説や、胸が黄色いために胸黄(むなき)からきているという説などがあります。ということで、ととクイズの正解は②と③でした。
うなぎはビタミンAが豊富で、一串(約120g)で成人の必要量の3日分にも相当するほど。皮膚や目の粘膜を健康に保ち、消化器系のがんを予防し、免疫力を高める働きなどが期待できます。また、ご飯を効率よくエネルギーに変えてくれるビタミンB1も豊富なので、うな重はスタミナ回復にも効果的。「今夏の土用の丑の日は7月21日(火)です。うな重にひつまぶしに、いろいろな食べ方をお試しください」と「魚信MIDORI長野店」の清水さん。うなぎを食べて暑い夏を乗り切りましょう!