ブリのバルサミコソース、大根とナス添え
- 12
- December
2019
ブリの季節が今年もやってきました。
ブリ大根とはよく言ったものですね。
イタリアンにしてもブリと大根は、相性抜群です。
作るのが難しそうにみえるかもしれませんが、やってみるとすごく簡単です。
ぜひ、クリスマスパーティーの一品にいかがでしょうか!
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
富山県などでは「ブリ起こし」という言葉が使われていますが、これは何を意味するでしょうか?
- ①ブリで地域おこしをすること
②雷をともなう大荒れの天気のこと
③神棚にブリをお供えすること
ブリは漢字で魚へんに「師」と書くように、師走(12月)の今が最もおいしい季節です。富山県などでは、師走頃に鉛色の空に地鳴りのような雷が響く大荒れの天気を「ブリ起こし」と呼びます。これは豊漁の前触れと言われ、この雷鳴の響きに合わせてブリが獲れ始めます。ということで、ととクイズの正解は②でした。
ブリは成長によって名前が変わる出世魚として有名ですが、古くから年取り魚や冠婚葬祭などに用いられ、日本人の生活に深く浸透している魚です。年取り魚は糸魚川静岡構造線(地層の大断層線)の東西で分かれるとされ、西日本ではブリ、東日本ではサケが主流です。ちなみに、長野県内では松本エリアを境に北でサケ、南でブリを食べる習慣があると言われています。
ブリは青魚の中でもトップクラスの栄養を誇り、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいます。DHAやEPAも豊富で、これらの不飽和脂肪酸は脳を活性化させ、学習・記憶能力の向上に役立つとされているほか、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、逆に善玉コレステロールを増やす働きがあり、動脈硬化・心筋梗塞 ・脳梗塞・糖尿病などの生活習慣病に予防効果があるとされています。また、血合部分には貧血防止に有効な鉄や、肝機能を強化するタウリンが多く含まれており、健康な体を維持するのに役立ってくれる魚です。脂がのって一番おいしい今の時期にぜひたくさんお召し上がりください。