タコのパンツァネッラ風サラダ
- 7
- July
2019
今日は「半夏生(はんげしょう)」ということで、豊作を願ってタコを食べる日となっています。タコは刺身やたこ焼きなど馴染みのある海の幸ですが、今回は夏野菜と一緒にパンも加えて、一皿で満足のおしゃれなサラダを紹介します。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
次のうち「タコ」を題材にした実在することわざはどれでしょうか。
- ①慌てるタコは穴に入れぬ
②土用のタコは親にも食わすな
③お盆過ぎたらタコ食うな
弥生時代の遺跡からタコ壺が出土していることから、古くから日本人の食生活に馴染みがあったと考えられるタコ。海外では食用にしない国も多くありますが、日本のタコの消費量はなんと世界1位で、全世界の漁獲量の約3分の2を消費しています。
今日7月2日は雑節の1つ「半夏生(はんげしょう)」で、主に関西地方ではこの日にタコを食べる風習があります。田植えは「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるものとされ、田植えを終えた農家がタコを捧げて「タコの足のように四方八方にしっかりと稲が根を張りますように」「タコの吸盤のように稲穂がたくさん実りますように」と豊作を祈願したことが由来とされています。
麦が実る頃、あるいは日差しが強くなって麦わら帽子をかぶる頃に獲れるタコは別名「麦わらダコ」とも呼ばれています。この麦わらダコの頃に旬を迎え、初夏から夏の土用にかけて特に美味しくなることから、親に食べさせるのさえ惜しいというたとえで「土用の蛸(タコ)は親にも食わすな」ということわざもあるほどです。ということで、ととクイズの正解は②でした。
タコは低脂肪、低カロリー、高タンパクな食材ですので、ダイエットに適しています。また、ビタミンAの吸収を促す亜鉛も多く含まれています。亜鉛には細胞を新しくする働きがあり、たんぱく質の合成や骨の発育を促進しますので、成長期のお子様にも欠かせない栄養素です。さらに、血液中のコレステロール値や血圧を下げる作用や、肝臓の機能を高めてアルコールの分解を助ける効果があるとされているタウリンも豊富に含まれていますので、お酒を飲まれる方にもオススメの食材です。ぜひお召し上がりください。