フレンチなお雑煮
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- January
2019
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
そろそろ、正月料理にも飽きてきたころでしょうか?
とは言っても年末に買った正月食材はたくさんありますよね。
今回は正月食材を使って、ちょっと目先の変わった雑煮を提案します。お正月ですから、イクラもたっぷり使っちゃいましょう!
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
いくらの語源は何語でしょうか?
- ①フランス語
②ロシア語
③ドイツ語
おせち料理やお雑煮など、お正月の食卓に欠かせない「いくら」。「すじこ」も「いくら」も同じ「鮭(シロザケ)」の卵巣ですが、その名の通り筋(すじ)のような卵巣膜によって卵が繋がっているものが「すじこ」で、この卵巣膜を取り除き一粒ずつほぐしたものが「いくら」です。一般的に販売されている「すじこ」は塩漬けのため、未加工のすじこを「生すじこ」と呼んで区別しています。「いくら」は塩漬けやしょう油漬けされたものが一般的です。
「いくら」の語源はロシア語(ikra)で、「魚の卵、小さくて粒々したもの」を意味しています。ということで、ととクイズの正解は②でした。ちなみにロシアでは魚卵全般を「いくら」と呼ぶため、日本でいう「いくら」は「イクラ・クラスナヤ(赤いいくら)」で、「キャビア」は「イクラ・チョールナヤ(黒いいくら)」と呼ばれるのだそうです。
いくらの脂質には動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防に効果的な「DHA」や「EPA」といった脂肪酸が非常に多く含まれており、これらの栄養素を多く含むと言われているマイワシやサンマなどの青魚よりも多い割合が含まれています。また、いくらの美しい赤色は「アスタキサンチン」と呼ばれる色素に由来しており、その抗酸化作用は非常に強く、様々な病気を引き起こすと言われている活性酵素の害から体を守ってくれる働きがあります。「赤い宝石」と呼ばれ、お正月料理に華を添えてくれるいくらをぜひたくさんお召し上がりください。