スルメイカとキュウリのワタ炒め
- 8
- August
2018
スルメイカのワタも使っておいしい炒め物を作ります。
今回は今が旬のキュウリを合わせていますが、ズッキーニでもセロリでもお野菜は何でもおいしくなります。ワタ以上の調味料はなかなか見つかりません。
スルメイカを丸ごと味わいましょう。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
スルメイカの語源となった言葉は次のうちどれでしょう
- ①擦芽
②墨群
③寿留女
日本で漁獲されるイカの半分以上を占めるのが「スルメイカ」で、国内の全魚介類の中で漁獲量の多いもののひとつです。冠婚葬祭などに重要とされ、日本人になじみ深い乾物であるスルメに一番多く加工されることから「スルメイカ」と呼ばれるようになりましたが、別の説では墨を吐いて群れをなしている様子から「墨群(すみむれ)」と呼ばれるようになり、それが転じて「スルメ」となったとも言われています。ということで、ととクイズの正解は②でした。ちなみに、結納の際に用いられるスルメは③の「寿留女」と書きます。
イカには旨味成分であるアミノ酸が多く含まれており、少量でも満足感があるので、ダイエットにもオススメです。ただし、ビタミン類やミネラル類が少なめですので、野菜をあわせて摂るようにしましょう。血液中のコレステロールを下げたり、血圧を正常に保つ働きのあるタウリンも豊富です。また、噛みごたえがあるので、食べすぎを抑制する効果があり、よく噛むことにより、脳の活動を活発にして痴呆を予防する働きや、唾液の分泌を促し歯周病を予防する働きも注目されています。
海の中では内臓が見えるほど透き通っていますが、イカ類には「色がえり」という現象があり、獲れてから鮮度が落ちていく過程で何度か色が変わったり元に戻ったりします。新鮮なものは透明感のある茶褐色で、やや時間が経つと乳白色になり、さらに経つと透明感の無い赤っぽい色へと変化します。透明感のある茶褐色で、目は美しい黒色、胴に張りがあって膨らんでいるものをお選びください。