カツオのたたきサラダ
~新タマネギとニンジンマリネ添え~
- 5
- May
2018
カツオのたたきや刺身は、そのままショウガやニンニクと一緒にしょうゆでシンプルに食べてもおいしいのですが、野菜との相性がとてもよく、サラダにすると、豪華なメーンのおかずになります。
旬の魚と野菜は、自然とお互いを引き立て合うものですね。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
カツオの語源となった言葉は次のうちどれでしょうか?
- ①堅魚
②活魚
③勝魚
代表的な回遊魚であるカツオは、季節によって異なる味わいが楽しめる魚です。春から初夏にかけて獲れる「初ガツオ」は脂肪分が少なく、鮮やかな赤身の爽やかな風味を味えます。一方、秋に獲れる「戻りガツオ」は脂がのっているので、濃厚な旨味を味わうことができます。
江戸時代には「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」と歌われたように、野山が新緑に染まり、ほととぎすが鳴く季節、江戸っ子は競って初ガツオを求めました。しかし、カツオは鮮度落ちが早いため、当時は生では食べられておらず、あぶるか湯通しして食べられていました。さらに古くは保存用として干し固めて食べられていました。干し固めたものを「堅魚(かたうお)」と呼び、これが後に「かつお」となり、そのまま魚名になったといわれています。ということで、ととクイズの正解は①でした。
カツオのたんぱく質の量はマグロの赤身に匹敵するほど多く、貧血を予防する鉄や銅、肝機能を改善したり血中コレステロール値を改善するタウリンも豊富です。また、二日酔いや皮膚炎の予防にも効果があるとされるナイアシンの含有量も多く、1食分(80g)で成人の必要量(17g)をほぼカバーできます。
店頭で切身を購入される際には、色が深く、澄み切った赤色のものをお選びください。