フライパンで作るカキの酒蒸し鍋
今、おすすめのメニューはこれ!
- 11
- November
2017
冬の味覚の代表選手といえば「カキ」。鍋にカキフライにと定番料理でも十分楽しめますが、今回はフライパンでスピードクッキング。カキの酒蒸し鍋です。フライパンのまま食卓にどうぞ!野菜もたっぷりとれて、短時間でできるのも魅力です。
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カキは漢字で「牡蠣」と書きますが、「牡(オス)」という漢字が使われているのはなぜでしょうか?
- ①昔はカキはオスだけの生物だと思われていたから
②貝類の中でも大型だったから
③昔は男性しかカキを食べることが出来なかったから
日本で食べられているおもなカキは「マガキ」と「イワガキ」です。マガキは冬が旬で、イワガキは夏が旬と言われていますが、日本で流通しているカキの大半は養殖で、天然もののカキは漁獲量が限られているため流通量が少なく、大変希少です。
カキを漢字で「牡蠣」と書くのは、古くはすべて「牡(オス)」だと思われていたためですが、実際は1つの個体で性転換してメスがオスになり、また逆にオスがメスになるという「交代的雌雄同体」です。繁殖期が来るとオスとメスに分かれ、繁殖期が終わると中性に戻るという特徴を持っていて、繁殖期が来た時にどちらになるかは、中性化している時期にたくさん栄養分をとれたカキがメスになり、そうでないものがオスになると言われています。ということで、ととクイズの正解は①でした。
さまざまな栄養素が高水準でバランスよく含まれているため、「海のミルク」とも呼ばれているカキ。亜鉛の含有量は食品随一とも言われており、免疫力アップや健康増進に効果的です。また、疲労回復効果のあるグリコーゲンをはじめ、肝機能を高めるタウリン、貧血予防に効果がある鉄分や銅などのミネラルも多く含みます。
店頭には、「生食用」と「加熱用」のカキが売られており、加熱調理にも「生食用」の方がいいと思われがちですが、「生食用」は殺菌、洗浄処理をしているため、加熱するなら「加熱用」の方がオススメです。ぜひおいしくお召し上がりください。