みそ味のブリ大根
- 12
- December
2016
師走を代表する魚といえばブリ。年取り魚としても有名ですが、身近な食べ方といえば、「ブリ大根」。旬の大根との組み合わせは先人の知恵ですね。今回は普通ならばしょうゆベースで作るブリ大根をみそ味で仕立ててみました。ショウガがアクセントになり、魚臭さが苦手という方にもおすすめの「ブリ大根」です。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
次のうち「ブリの日」はいつでしょう?
(ヒント:ブリを漢字で書くと・・・)
- ①2月20日
②11月20日
③12月20日
ブリは成長によって名前が変わる出世魚として有名で、日本各地の地方名とあわせて様々な呼び方をされています。関東地方では「ワカシ(10~20cm未満)」、「イナダ(20~30cm未満)」、「ワラサ(40~60cm未満)」、「ブリ(70cm以上)」。関西地方では、「ツバス」、「ハマチ」、「メジロ」、「ブリ」となります。関東・関西ともに、70cm以上のものは「ブリ」と呼ばれています。
青魚の中でもトップクラスの栄養を誇り、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいます。DHAやEPAも豊富で、これらの不飽和脂肪酸は脳を活性化させ、学習・記憶能力の向上に役立つとされているほか、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、逆に善玉コレステロールを増やす働きがあり、動脈硬化・心筋梗塞 ・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病(成人病)の予防効果があるとされています。また、血合部分には貧血防止に有効な鉄や、肝機能を強化するタウリンが多く含まれており、健康な身体を維持するのに役立ってくれる魚です。
天然ものと養殖ものがあり、切身は天然が赤っぽく、養殖は白っぽいのが特徴です。さらに部位は「背」「腹」「カマ」などに分けられます。カマは脂がありますが可食部分が少ないため、そのまま塩焼きにしたり、煮付け、汁物に向いています。背の部分は脂は少ないですが、身がしっかりしていて崩れにくいため、フライパンを使った炒め物や揚げ物といったメニューにするのが良いでしょう。腹の部分は脂が多く、背の部分に比べて身が柔らかいので、煮付け等にするのがオススメです。
さて、最後にととクイズの正解ですが、ブリを漢字で書くと魚へんに師走の師となることから12月、そして、2(ぶ)+0(輪)の語呂合わせから、③12月20日となりました。師走の今が最もおいしい季節です。ぜひお召し上がりください。