カツオのニンニクかつ
今、おすすめのメニューはこれ!
- 5
- May
2015
これだ!という美味しいフライができました。フライの中身は「カツオ」です。カツオは刺し身かたたきで召し上がることが多いと思いますが、初ガツオはフライにするとコクもでて、違う美味しさを味わえます。刺身を使いますので、ちょっと中心が赤いぐらいがジューシーで美味しいです。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
今の時期に獲れるカツオを何ガツオと言うでしょう。
- ① 初ガツオ
② 戻りガツオ
③ 春ガツオ
カツオは、暖かい海水に生息し、日本近海では冬から春にかけて北に上り、秋頃から南に下る日本沿岸を回遊している魚です。カツオの餌は、同じく日本沿岸を回遊している"イワシ"。黒潮に乗ってイワシを追いかけ、日本沿岸を北上する今の時期のカツオは、"初ガツオ"と呼ばれて、珍重されてきました。
よって、ととクイズの正解は①初ガツオですね。
カツオの名前の由来は、干すと堅くなることから「堅魚(カタウオ)」と呼ばれており、「カツオ」に転化しました。また、江戸時代合戦を前にしてカツオが船に飛び込んだのを家臣が「戦に勝つ魚が舞い込んだ」と言って喜び、結果的に勝ったことから「勝魚」の字を当てることがあります。初夏の風物詩として「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」と詠まれるほど、昔からカツオは重宝されていました。
カツオは、優れた栄養を持つ魚としても有名です。魚の中でも、マグロの赤身に匹敵するほどたんぱく質の量がトップクラスで、ビタミンやミネラル、ビタミンB群も豊富に含まれています。
猛烈な速度で海の中を泳ぎ回る、春の若いカツオ(初ガツオ)は、脂肪を体に蓄えている余裕がないので、秋の戻りガツオに比べ脂肪が少なく、さっぱりとしており、みずみずしいのが特徴です。
鮮度の良いカツオの見分け方として、ツヤツヤして鮮明な赤色をしており、黒ずんでいないものを選びましょう。カツオは鮮度が落ちるのが早い魚です。食べる直前に切るのがおススメです。