味付けカキフライ
- 2
- February
2024
マガキがおいしい季節になりました。フライにして食べるのが一般的でおいしいですね。今回はタルタルソースなどがなくても、そのままでもおいしく食べられる「味付けカキフライ」を紹介します。
カキフライの味付けはしょうゆ糀です。
変わりカキフライ、ぜひお試しください。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
カキの語源は次のうちどれでしょうか
- ① 岩から「搔き」落として獲るため
② 殻を「欠き」砕いて取るため
③ 中身を「搔き」出して食べるため
日本で食べられている主な牡蠣は「マガキ」と「イワガキ」で、マガキは冬が旬、イワガキは夏が旬です。牡蠣は日本において古くから重要な食用貝とされており、なんと縄文時代の貝塚からカキの殻が発見されています。また、世界では紀元前古代ローマ時代から愛されていた記録が残っており、近代でもナポレオンは1日に100個の牡蠣を食べたと伝わるなど、世界で古くから愛されてきた食材です。そんな牡蠣ですが、かつてヨーロッパやアメリカにおいてカキが大量に死滅し、絶滅しかけた際に、日本のマガキの稚貝を輸出し、危機を救ったことがあります。これにより、今では世界中で日本のマガキが養殖されています。まさに、世界に誇る日本のカキですね。
そんなカキの語源は、岩から「搔き」落として獲ることから「カキ」となった説が有力ですが、殻を「欠き」砕くから「カキ」となった説や、中身を「搔き」出して食べるから「カキ」など諸説あります。ということで、ととクイズの正解は3つ全てでした。
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるだけあって、栄養面でも非常にバランスがよく、完全食品の一つとして知られています。成分は亜鉛、タウリン、グリコーゲン、ビタミンと非常に多くの栄養素が含まれています。美味しいだけではなく、滋養強壮、肝機能強化、生活習慣病の予防などにも効果を発揮します。「11月に旬を迎え、ぷっくりと大きな身に成長してきます。定番のフライはもちろん、寒くなるこの時期にお鍋に入れて美味しいです」と、マルイチ産商長野支社鮮魚課の深谷さん。ぜひ様々なお料理でお楽しみください。