サンマの炊き込みご飯
- 9
- September
2023
食材の中でも、秋の代名詞といえば「サンマ」を思い浮かべる方も多いと思います。近年サンマが高級魚になりつつありますが、塩サンマや解凍サンマなどは比較的お手頃です。
秋を楽しむという意味でも、サンマ料理を取り入れたいですね。
今回は家族みんなでサンマを楽しむ、秋の味覚満載の炊き込みご飯です。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
サンマは漢字で「秋刀魚」と現在では書きますが、江戸時代には別の漢字で書かれることがありました。それは次の内どれでしょうか?
- ①鰶
②鰍
③魛
秋の味覚の代表格である、サンマ。鮮魚、解凍もの、加工品と1年を通してスーパーなどでサンマを見かけない日はなく、私たちの生活に密着した国民的な魚といえます。今でこそ刺身もスーパーに並ぶようになりましたが、日本全国で生食されるようになったのは1900年代後半以降とごく最近のこと。流通、運搬技術などの発達によって、それまでは産地でしか楽しめなかったサンマも、日本全国でおいしく食べられるようになりました。
そんなサンマですが、江戸時代には魚へんに祭で「鰶」と漢字で表記されていたのだそう。由来は諸説ありますが、大量のサンマがとれると庶民がお祭り騒ぎするほど喜んだというのが理由のひとつのようです。また、漁をする時に漁師たちがお祭りのように船内を動き回ることから、鰶と表記するようになったという説もあります。ということで、ととクイズの正解は①でした!(②は「かじか」、③は「たちうお」)
サンマは「サンマが出ると按摩が引っ込む」ということわざができるほど栄養価が高く、新鮮で脂ののったサンマは身にパリッとした張りがあり、ずんぐりと太っています。マルイチ産商 長野支社 鮮魚課の深谷さんによると「サンマは8月頃から漁獲されるようになり、9月から11月にかけて最も脂がのり旬を迎えます。シーズン半ばになると水揚げ量が安定する為、価格も安定してきます」とのことです。ぜひ旬のおいしさをご堪能ください。