カンパチの薬味そうめん
- 8
- August
2023
カンパチとブリの見た目はとてもよく似ていますが、食べてみるとその違いを感じることができます。今が旬のカンパチ、歯ごたえがあって、さっぱりとして、上品な味わいです。
なので、刺身で食べるのが一番おいしいと思います。夏の食卓に、そうめんと一緒に召し上がってください。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
カンパチの名前は、体のある部分が「八」の字に見えることに由来しています。体のどのあたりに八の字が見えるのでしょうか?
- ①目の上
②腹から尾びれ
③エラのあたり
カンパチは基本的に温帯や熱帯などの温かい海を好み、太平洋などに広く生息しているアジ科ブリ属の一種で出世魚です。日本では主に南日本に生息しており、特に長崎県、鹿児島県、高知県あたりでの水揚げが多く、日本で養殖されているカンパチのうち約6割が鹿児島県の錦江湾で生産されています。ただし、ブリなどに比べると水揚げ量が少ないため、天然ものは高級魚として扱われることが多いです。ハマチ・ブリに比べて脂が少なめでクセがなく、張りが強く歯ごたえの良い、あっさりとした味わいであることから、日本人はもちろんですが、近年では海外でも人気が高まってきています。
カンパチの見た目はブリやヒラマサに似ており、全身が淡黄銀色と淡桃色に映える美しい魚です。名前の由来は、上から見ると目のところにある黒い線が漢数字の「八」に見えることから、間八(カンパチ)と呼ばれるようになったのだそうです。ということで、ととクイズの正解は①でした!
カンパチは、ハマチ・ブリと同様に不飽和脂肪酸で中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすとされているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含んでいますので、最近血圧が気になる方などにはぜひお召し上がりいただきたいお魚です。「カンパチはブリと比べて血合いが少なく、白色の身質です。養殖物は脂乗りが良いので、いろんな食べ方に合いますよ」と、マルイチ産商長野支社鮮魚課の深谷さん。ぜひ様々なお料理でお召し上がりください。