メバルの南蛮漬け
- 3
- March
2023
メバルは、1本使いで、煮付けや唐揚げに使いたい、豪華な魚の一つです。
入進学のお祝い事にはぴったりですね。
今回は作り置きができ、さっぱりと食べられる南蛮漬けにしました。
魚の処理は、売り場の担当の方にお願いして、まるごと1本楽しみましょう!
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
メバルの名前の由来は次のうちどれでしょうか?
- ①眼が大きく「見張っている」ようだから
②筍の「根が張る」時期にとれることが転じて
③釣りの際に引きが「粘り」強いことが転じて
釣り人は「メバル」と聞くと春を思い出すと言われるように、早春の船釣りはメバルから始まるため、「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれており、にしんや白魚(しらうお)などと並ぶ春を代表する魚です。
下顎が突き出た愛嬌のある顔が特徴のメバルは、目が大きく、見張っているように見えることからこの名前がつきました。生息する環境によって体の色が変わり、体の色によって「くろめばる」、「あかめばる」と分けられるほか、「しろめばる」や、金色がかった「きんめばる」と呼ばれるものもあります。ちなみに、愛媛県では小型のメバルを「コビキ(ヒキガエルの意)」と呼ぶ地方名が残っており、これは江戸時代まではヒキガエルが成長するとメバルになると信じられていた名残だそうです。ということで、ととクイズの正解は①でした!
低脂肪・低カロリーでヘルシーな白身魚で、骨ごと食べない魚の中ではカルシウムが多く、そのほかミネラル類などがバランスよく含まれています。大きすぎず、小さすぎない20センチ前後のサイズが、脂がのっていることが多くおススメです。「メバルの旬は3月~5月頃でこの時期市場に多く出回ります。長野県内でも北陸地方で水揚げされた新鮮なメバルが出回り、食卓に春を届けてくれます」と「魚信MIDORI長野店」の朝場さん。脂がのって身が締まるこの旬の時季のメバルは、身離れがよく、さまざまなお料理で楽しむことができます。ぜひ、お召し上がりください。