マアジのキュウリポン酢あえ
- 8
- August
2022
アジは干物でいただきます。と仰る方も多いのですが、この時期旬のアジを手軽にもてなし料理にしてみました。身がふっくらとしたおいしいアジが楽しめます
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
アジのなかで最もなじみのあるマアジには沖合を回遊する「クロアジ」と、浅海の岩礁域に定着する「○○○」の2つのタイプがあります。さて、○に入るのは?
- ①アカアジ
②キアジ
③アオアジ
「味がいい」ということから名付けられたともいわれるアジは、マアジやシマアジ、ムロアジなど種類も多く、日本ではなじみ深い魚の一つです。アジは世界中の温かい海に生息する魚で、日本でも北海道から東シナ海までと広い地域に分布しています。ひとくちにアジといっても、断面が平たいマアジの仲間と、丸みを帯びたマルアジの仲間に分かれ、日本近海には20種類ほどのアジが生息しています。
そんなアジ類の中でも最も漁獲量が多いマアジには、沖合を回遊するものと瀬付きの2つのタイプがあり、その色合いから、前者を「クロアジ」、後者を「キアジ」と呼びます。回遊にエネルギーを使わないキアジはクロアジよりも脂乗りが良いとされており、店頭価格もちょっぴりお高めです。ということで、ととクイズの正解は②でした!
マアジはうまみ成分のイノシン酸を豊富に含み、脂肪量とのバランスが良く、味は淡泊ですが、開いて天日干しした干物は味が凝縮され、生食とはまた違った旨みを楽しむことができます。また、動脈硬化や血栓の予防にもよいとされるDHAとEPAは同じく青魚のサンマ、サバ以上に含まれています。「夏に脂がのって美味しくなるマアジは、特に九州で盛んに水揚げされます。頭が小さく、目が澄んでいるものは新鮮な証です。生でも焼でもフライでも美味しく召し上がれますよ!」と魚信MIDORI長野店の朝場さん。ぜひ、旬のアジをお楽しみください。