ブリの和風マリネ
お刺身を使って簡単に
- 12
- December
2021
脂がのってブリのおいしい季節になってきました。とはいえ、マンネリ化してしまうブリの食べ方。今回はお刺身がおいしく、オシャレにしかもいろいろに使えるように考えました。簡単なので、ぜひおためしくださいね。
お魚のうんちくやおいしい話で、お魚をもっと身近に!
果実を混ぜた餌で養殖されるフルーツブリの中で、実際にあるのはどれでしょうか?
- ① アボカドぶり
② リンゴぶり
③ ボンタンぶり
切り身や刺身用のブリが並ぶ(魚信MIDORI長野店)
12月はブリが産卵に向けて栄養を蓄え脂が乗っておいしい季節です。ブリは成長によって名前が変わる出世魚として知られており、成長段階での名前は地域ごとに異なりますが、関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリと呼ばれるのが一般的です。
近年、ブリに各地域の名産果実の搾りかすや刻んだ皮を加えた餌を与えて養殖することで血合肉の変色の抑制や魚臭さの低減、鮮度維持期間の延長などの効果が確認された「フルーツブリ」が各地でブランド化されています。ブリは比較的温暖な環境下で生育するため、九州や四国が主要な養殖ブリの生産地となっており、生産量全国1位の鹿児島県の「ボンタンぶり」、2位の大分県の「かぼすブリ」、ブリ養殖の発祥の地でもある香川県の「オリーブぶり」などが有名です。ということで、ととクイズの正解は③でした!
出世魚のブリは縁起の良い魚として古くから「年取り魚」として使用されるなど、日本の生活文化に欠かせない魚です。また、ブリは青魚の中でもトップクラスの栄養を誇り、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく含んでいます。「信州では年越しのごちそうにも使われるように、昔から珍重されてきました。刺身や寿司はもちろん、塩焼き、照焼き、ブリ大根など様々なお料理にお使いいただけます!」と「魚信MIDORI長野店」の朝場さん。脂が乗っておいしい今の時期に、ぜひたくさんお召し上がりください。