浜このみの簡単!おいしい!オシャレなブログ
浜このみプロフィール
浜このみ
クッキングコーディネーター
Konokonoキッチンスタジオ主宰
新聞社勤務をへてフリーライターに。
料理取材、料理本の編集、コラム等を手掛けるなど「食とメディア」のコーディネートを中心に仕事の場を広げる。
最新刊として「このみのベジめし」(信濃毎日新聞社)。その他著書多数。
「週刊まつもと」、「週刊いな」、「週刊いいだ」、「週刊さくだいら」「週刊すわ」「長野市民新聞」等でレシピを連載。
ブログは「簡単、おいしい、オシャレなブログ」(マルイチ産商ホームページ内)。「食育」、「地産地消」、「加工食品」、「農産物」、「絵本を食で読み解く」等をテーマに講演多数。
長野放送「土曜はこれダネッ!」レギュラー出演。他テレビ番組、CM等に出演。
清泉女学院短期大学公開講座&こども食堂をコーディネート。
塩尻市出身、長野市在住。
2013.05.21
生まれて初めて食べました
もちろん、食べたことのないものは、まだまだ山のようにあるとは思いますが、
家の周りに、とても身近にあったものなのに、今まで食べるということを知らなかったもの。
それが、フキノトウの茎です。
食べごろの小さいうちに摘み取ってしまえばお目にかかれないのですが、それがどんどん大きくなったその茎の部分を食べるんです。
友達のYさんのご主人が摘み取って、きれいにして、しかも下ゆでまでして、プレゼントしてくださいました。
ゆでて、これだけの量というのは、もとはかなりの量だと思います。その手のかかった思いはお金ではかえられませんね。
山菜はこの下処理の作業が大変なんですよね。あとは、切って、きんぴらのように炒めるだけ。
七味唐辛子を振り掛けて、大変おいしくいただきました。
当然のことですが、フキの香りがほのかにして、フキよりもアクがない感じ。
フキノトウの茎を食べること、そして、さらにそれがすごくおいしいことを知っている人は周りにもあまりいなくて、
貴重な体験でした。
先人たちは山の幸をこんなにも丁寧に食することをしていたのだと思います。
このDNAが信州の保存食や漬物文化につながっているのだと感じました。
そして、わたしも頑張ろう!と思い、気になっていた家の周りのフキをキャラブキ(フキの佃煮)と油炒めにしました。
この時期、フキなど山菜の保存食作りで大忙しの方もたくさんいらっしゃることでしょうね。