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浜このみプロフィール

2012.11.30

井崎社長のインタビュー掲載

10月にインタビューさせていただいたマルイチ産商代表取締役社長の井崎俊彦さんのインタビュー記事が、11月23日、全国農業新聞に掲載されました。

「トップリーダーに聞く」というコーナーで、トップリーダーの物の考え方や発想、決断へのキーワードなど、だれが読んでも、何らかのヒントが得られると、話題のコーナーです。

クッキングコーディネーターでもありライターでもある、という両方の立場からお話を伺いまとめさせていただきました。

600字という限られたなかでの掲載ですが、わたしにとっては、大変ためになる、新しい発想、考え方を示唆していただけたような濃くて楽しいインタビューでした。

「画一的ではない食は生活者に喜びを与える」ということば、特に影響を受けました。

井崎社長からは「そこですか??」とつっこまれそうですが、ここのところの、わたしの講演会の話の内容の核となり、講演会シーズンには大変助けられました。この場をおかりして御礼を申し上げます。

以下全文を掲載します。

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―社長に任命されたことは、ある意味「天命」。かっこつけて言えば「天職」。

 会社のトップとして、人生目標である「生活者に魚を食べる楽しみを伝えたい」を進めていきたい。

―今や日本は食の分野では進化し過ぎ、豊かになり過ぎ。「まあいいか」と、食へのこだわりをなくせば、何でも買って食べればすみます。でも、そこからは食への感動は得られません。

日本は四季、旬、海の幸、山の幸に恵まれた豊かな食文化、繊細な味を大切にしてきました。それを、ビジネスの効率性を優先させてないがしろにしてしまえば、食の流通に関わるものとして歴史に汚点を残すことになると思います。

―全国的には大型スーパーのチェーン化に伴い、画一化、集約化が進みつつありますが、長野県はローカルスーパーがかなり残っています。地形的な要因で、4つの平を席巻するのは難しかったのでしょうか。

画一的でない食は、生活者に喜びを与えます。ビジネスとしてそこをついていくことが大切と考えます。

―漁業も農業も天然産品という意味では同じです。門外漢から言わせていただくと、ナガノパープルをはじめとするブドウなどは進化がすごい。国内では競合するものがあっても輸出できたなら、値段の付けようがないくらいの価値が出るのでは、と思います。

―高齢化社会など、すべてが未体験ゾーンの時代。キーワードは「いい未来は自分たちで作る」。

―長野の食で感動したのは根曲り竹の味噌汁、川中島白桃など。

毎朝長野駅前から善光寺への往復1時間のウォーキングが健康の源です。

(文・クッキングコーディネーター 浜このみ)

メモ

総合食品卸売業。1951年、(株)長野中央魚市場として創業。86年、(株)マルイチ産商に社名変更。88年名証2部上場。現社長は2007年に三菱商事から出向し、10年から現職。

☆お知らせ

12月1日 (土曜日)午後3時~3時30分 長野放送

「マルイチ産商スペシャル」

~大分発・養殖ブリ「海の匠」~

浜このみがいく!ブリ大国・大分

皆さんの養殖ブリに対する見方・考え方を変えられる番組だと思います。

ぜひご覧いただければと思います。

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