浜このみの簡単!おいしい!オシャレなブログ
浜このみプロフィール
浜このみ
クッキングコーディネーター
Konokonoキッチンスタジオ主宰
新聞社勤務をへてフリーライターに。
料理取材、料理本の編集、コラム等を手掛けるなど「食とメディア」のコーディネートを中心に仕事の場を広げる。
最新刊として「このみのベジめし」(信濃毎日新聞社)。その他著書多数。
「週刊まつもと」、「週刊いな」、「週刊いいだ」、「週刊さくだいら」「週刊すわ」「長野市民新聞」等でレシピを連載。
ブログは「簡単、おいしい、オシャレなブログ」(マルイチ産商ホームページ内)。「食育」、「地産地消」、「加工食品」、「農産物」、「絵本を食で読み解く」等をテーマに講演多数。
長野放送「土曜はこれダネッ!」レギュラー出演。他テレビ番組、CM等に出演。
清泉女学院短期大学公開講座&こども食堂をコーディネート。
塩尻市出身、長野市在住。
2012.07.23
Ristorante Ino(リストランテ イノ)へ
今度はいつ開かれるか分らない、プライベートなレストラン「Ristorante Ino」に行ってきました。Inoとは、ホストのお名前の一部から、シェフ(わたしではありません)が考えた名前です。
こんなちょっとしたことが、単なる仲間うちの食事会になりがちな集まりを、ワンランク上のきちんとしたパーティー感を漂わせるのもに変えてしまうのも不思議ですね。
今回初めての集まりでしたが、
この企画をしてくださったホストのInoさんは、自宅を提供するだけでなく、みずからお酒のセレクトをし、
週末シェフは、趣味の域を超えた素敵な料理何日も掛けて作ってくださり、
一緒に行った友人は、楽しい会話で場を和やかなものにし、
それぞれの役割が完璧だったので、単なる食事会というより、一つのイベントを終えたような達成感があったのではないかと推察します。
というのも今回は、わたしだけが、「美味しい、美味しい」と食べたり、飲んだりしていただけで、何にもしていなかったということに、今頃気が付いたのです。にもかかわらず、料理の勉強はしっかりさせていただけたという、大変恵まれた立場でした。
週末シェフの増田さんは、証券会社の支店長さんなのですが、この4月に長野に来たばかりです。
それなのにこの短期間で驚くことに長野県の食材を見事に把握して、今回の料理にも信州らしさを取り入れ、わたしが初めて聞くような信州食材も使っていらっしゃいました。
特に参考になったのが、「真鯛のアクアパッツア風 香港と信濃仕立て」です。
真鯛の美味しさはこのブログでも何回も紹介していますが、まるごと使うとうのは、家庭ではかなりのハードルの高さです。でも、こんな風にすれば、お祝い事や人よりのときにも便利だと思いました。
↓鯛は魚屋さんで、鱗と内臓を取ってもらうと便利
↓香味野菜を鯛の上にのせて20分くらいワイン蒸しします。
↓蒸しあがったら、薬味をのせて、最後に熱々のガーリックオイルを掛けます
↓完成です
↓他にもマグロとホタテのタルタル
↓信州野菜たっぷりのサラダ。
紫米をキャビアに見立てています。
という料理もあり(料理の一部です)、さらにお酒も充実しておりました。
美味しい料理があると、お酒というのは自分でも驚くほどすすんでしまいますね。
週末シェフ増田さんの自己採点は59点とのこと(わたしたちは120点くらいだと思いましたが...)。
またリベンジをしてくださるというので、「ぜひ、ぜひ、リベンジをお願いします!」と言って「Ristorante Ino」をあとにしました。
初対面の人もいるなかで、食とお酒が人を取り持つ力はすごいなーと感動しました。
さらに、住んでいるとわからなくなっている信州の食材の素晴らしさを、他県から来た方に教えられるという、恥ずかしいことですが、初心に戻れて良かった!と思えた一夜でした。