浜このみの簡単!おいしい!オシャレなブログ
浜このみプロフィール
浜このみ
クッキングコーディネーター
Konokonoキッチンスタジオ主宰
新聞社勤務をへてフリーライターに。
料理取材、料理本の編集、コラム等を手掛けるなど「食とメディア」のコーディネートを中心に仕事の場を広げる。
最新刊として「このみのベジめし」(信濃毎日新聞社)。その他著書多数。
「週刊まつもと」、「週刊いな」、「週刊いいだ」、「週刊さくだいら」「週刊すわ」「長野市民新聞」等でレシピを連載。
ブログは「簡単、おいしい、オシャレなブログ」(マルイチ産商ホームページ内)。「食育」、「地産地消」、「加工食品」、「農産物」、「絵本を食で読み解く」等をテーマに講演多数。
長野放送「土曜はこれダネッ!」レギュラー出演。他テレビ番組、CM等に出演。
清泉女学院短期大学公開講座&こども食堂をコーディネート。
塩尻市出身、長野市在住。
2012.01.29
信州版 恵方巻「土曜はこれダネッ!」で
1月28日、土曜はこれダネッ!の出演の日。
スタジオに入ると皆で作業の真っ最中。
何をしているのかと思ったら、今年の恵方の方角を示す看板を取り付けているところでした。
今日のおこのみクッキングでは「信州版恵方巻」を作る予定。
そのためにこんな大仕掛けをしてくれているのだと、すごく感激しました。
近年、恵方巻がいろいろなところで売られ、
イベント的に食べられるようになってきましたが、
元々は関西地方の節分の風習です。
個人的には取り入れるのに抵抗があり、今までは食べたことがありません。
そこで考えたのが信州らしい恵方巻です。
具材を工夫しました。
長芋、まぐろの刺身(わさびで漬けにする)、たくあん漬け、ピーナッツ、カニ風味かまぼこ、ワカメのゴマ油炒め。以上が入っています。
長野県、特に北信地方ではとろろ汁を食べるのが節分の風習として残っています。
また、長芋は長野市松代や山形村などの特産品でもあり、しかも今が旬。栄養的にもすぐれているので、かぜ予防などにもうってつけ。やまかけとして食べる家もあるので、まぐろを入れて安曇野のワサビを使い、今が食べごろのたくあん漬けも入れました。
ピーナッツは担当のディレクターの高池聖子さんからのアドバイス。
「節分に豆は欠かせないので、豆類を入れてもらえませんか?」。レシピには最後まで妥協を許さず、結果的にはピーナッツの食感が好評で、さらに節分らしくなりました。
←最後の手直しをしている高池さん。
力仕事も労をおしみません。
→こちらの写真は宮本アナが食べているところを後ろから写して北北西が入るように撮ると画面ではこんなふうになるんです。
そして、今回味のポイントになったのが、ワカメのゴマ油炒めです。
マルイチ産商さんのホームページでもワカメレシピを掲載していますが、
そのときにもワカメの変幻自在のおいしさに感動を覚えました。
控えめなのに存在感を出す食材なんです。
いろいろな物やアイデアがミックスされて、自信作の信州版恵方巻が誕生しました。
具沢山にもかかわらず、末吉くんの腕前は抜群で、きれいなのり巻きが完成。
のりを半分にして使うと、意外に簡単にのり巻きって作れるんですよ。
ハードルが低くなりますからぜひ挑戦してみてください。
出演者やスタッフみんなで最後は試食。
「今年はこの恵方巻を作ります」という友達からのうれしいメールも届きました。