浜このみの簡単!おいしい!オシャレなブログ
浜このみプロフィール
浜このみ
クッキングコーディネーター
Konokonoキッチンスタジオ主宰
新聞社勤務をへてフリーライターに。
料理取材、料理本の編集、コラム等を手掛けるなど「食とメディア」のコーディネートを中心に仕事の場を広げる。
最新刊として「このみのベジめし」(信濃毎日新聞社)。その他著書多数。
「週刊まつもと」、「週刊いな」、「週刊いいだ」、「週刊さくだいら」「週刊すわ」「長野市民新聞」等でレシピを連載。
ブログは「簡単、おいしい、オシャレなブログ」(マルイチ産商ホームページ内)。「食育」、「地産地消」、「加工食品」、「農産物」、「絵本を食で読み解く」等をテーマに講演多数。
長野放送「土曜はこれダネッ!」レギュラー出演。他テレビ番組、CM等に出演。
清泉女学院短期大学公開講座&こども食堂をコーディネート。
塩尻市出身、長野市在住。
2011.12.28
次はお節です。お節にいかがでしょうか?
クリスマスが終わったかと思うと、
すぐにお節作りを始めなくてはなりません(今はお節を作る人ってどのくらいいるのでしょうか?)
一昨年までは、うちのお節は義母がほとんど作ってくれて、わたしは友達にプレゼントするためのお節を作るという大変恵まれた状況にありました。
そのときの義母の口癖が「年寄りのやることだから、毎年同じものばかりだよ」
と言っていました。
その通りなんです。それでいいのです。お節というのは毎年同じものを同じように作れることの幸せに感謝する食べものでもあるのです。
それを昨年からわたしは身をもって実感しています。
お節作りがわたしにバトンタッチされたわけです。
義母は作る人から食べる人になりました。
長い間、美味しいお節をありがとうございました。
とはいえ、お節料理はその人独自のものもあっていいのです。
昔からの言い伝えとして、おめでたい食材はそのまま活かして使うとしても、
自分で作りやすいものを作ったり、あまり食べたくないものはやめておいたり、そんなふうに気楽に考えて楽しみましょう。
そのためにもわたしは、お節料理はあまり好きでないという人にも喜んでいただけるようなレシピを考えていきたいと思っています。
取り急ぎこんな感じはいかがでしょうか?
これは大根とニンジンで作るなますの変形です。
紅白のものは平安を意味し、お節料理には欠かせません。
ニンジンの代わりにスモークサーモンを使い、大根ときゅうりとクリームチーズを挟んでミルフィーユ風にしてみました。
干し柿を使った2品です。
上はプロセスチーズを干し柿で包んだものですが、とても簡単で大変おいしい一品です。
これは義母から教えてもらったものです。
下は干し柿の中にサツマイモをゆでてつぶしたものを入れただけ。栗きんとんの代わりにいかがでしょうか?
ちょっとアレンジして我が家だけのお節を毎年一つずつ増やしていくというのも、
お節料理の考え方の一つかなと思っています。