2024.12.19
「日本さばける塾 in 長野県」へ参加
12月15日に開催された(一社)海と日本プロジェクトin長野の主催による『日本さばける塾 in 長野県』に、当社社員が講師として参加しました。
『日本さばける塾』は、"魚をさばく"という日本古来の調理技法を次の世代へ伝えるとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みです。
会場をお借りしたのは清泉女学院大学上野キャンパスの調理実習室。今回は県内各地から7組20名のご家族の皆さんに参加いただきました。
当社は「海の学び」の講義と「かぼすブリの解体ショー」を担当。講義では「お店に並ぶ魚と出てこない魚 〜未利用魚って知ってる?〜」をテーマに学習しました。
日本近海には約3,700種類の魚がいますが、市場に出回るのは約600種類。残りは店頭に並ばない「未利用魚」と言われています。未利用魚はサイズが規格外であったり、不人気などの理由から利用しにくく流通に乗らない魚で、せっかく獲ったのに廃棄されてしまい、世界規模ではおよそ35%が食品ロスに繋がっていると言われています。日本の魚食文化は、地方食として始まり、なおかつ多種多様な魚介類を食してきた文化。もっと、色々な魚を知ってもらい、美味しく食べて欲しいと伝えました。
クッキングコーディネーターの浜このみ先生によるブリとアジを使った調理実習では、参加者の皆さんが実際にアジ三枚おろしを体験し、自分でさばいた魚を料理して、美味しくいただきました。
今回の『日本さばける塾』は、お子さんたちにお魚のおいしさや料理の楽しさを知っていただくとともに、普段、店頭では見かけない未利用魚に対する興味・関心を持っていただく貴重な機会となりました。
マルイチ産商は、これからもおいしいお魚を長野へお届けし、魚食文化の未来への継承を目指して、様々な活動に取り組んでまいります。
当日の様子は(一社)海と日本プロジェクトin長野のHPでも紹介されています。
https://nagano.uminohi.jp/report/sabakeru2024/