お魚をおいしく食べるコツ Konomi Hama's Fish recipes
File 053簡単!煮魚料理一覧
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実は簡単! さっそく煮魚
“おふくろの味”の代表選手といっても過言ではない煮魚。上手にできたらちょっと鼻高々、ですよね。
手間がかかりそうな煮魚ですが、コツさえつかんでおけば案外簡単。そのうえ手間なしで、煮ている時間にもう一品作れてしまうほど。盛りつけて並べれば、食卓の充実度が一気にアップする点も見逃せません。
いいことずくめの煮魚、さっそく挑戦してみましょう。 -
調味料 基本は4品
煮魚の味付けの基本は次の4つの調味料でOKです
・濃い口しょうゆ ・砂糖 ・酒 ・みりん
配合はそれぞれのご家庭の好みで。しょうゆ2:酒2:みりん2ぐらいの割合を標準とし、砂糖は好みでプラスするといいでしょう。これを材料がひたひたになるくらいの量を調整して鍋に入れ、火にかけて煮立ててから素材となる魚を入れ、落としぶたをして味がしみるまで煮るだけ。
こんなに大ざっぱですが、おかずとしても、酒の肴としても喜ばれるので、自慢の献立になることでしょう。 素材にあわせて一手間かければ、立派なごちそうになりますよ。 -
鯛のアラ炊き
材料はお値打ちなのに、豪華に仕上がって、上品な味わい。おもてなしの料理としても恥ずかしくないのが、この一品です。
刺身を作った残りの“お頭”を見かけたら、迷わずゲット。ウロコを取って、平らなざるなどの上に置き、煮立った熱湯を回しがけ(霜降り)してから使います。
調味料を煮る際、皮をむいてタテに4等分程度にした長さ5cmほどのゴボウも煮ておくと、さらにおいしく。 鯛を入れて落としぶたをする前と煮ている途中で(ふたを持ち上げ)、煮汁を回しがけして味をしみこませるのがおすすめです。 -
背青の魚は煮る前に一手間
イワシ、サンマなどはこってり煮付けてお弁当のおかずにもいいですね。
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梅干しや酢を使って骨まで食べられるようにすれば、カルシウムも豊富に摂取できます。
背青の魚は霜降り(鯛のアラ炊きを参照)をしたあと、冷水にさらして洗い、水分をよく拭き取ってから使うのが、生臭さの気にならない煮魚を作るコツです。薄切りしたショウガを一緒に入れ、弱火で煮汁がなくなる直前まで煮込むとさらにいいでしょう。 -
タコ、イカ、貝類の煮物も
タコや、イカ、貝類も、同じように煮物になります。
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ただしこの具材の場合、煮汁を煮詰める際、味がしみこみ過ぎてしまいがち。
いったん鍋から出し、煮汁だけ煮詰めていき、頃合いを見て鍋に戻すと、ほどよく仕上がりますよ。 -
丸ごとごちそう煮魚
キンメダイ、カレイは、底が平らで大きめの鍋を使い、姿のまま煮付けてしまうのがおすすめです。
ウロコとワタさえ取り除くことができれば、あとは簡単。味がしみこむように飾り包丁を入れ、いったん煮立てた煮汁に入れて、落としぶた。時折煮汁をかけまわすという基本通りで、おいしく豪華なごちそう煮魚に。
下ごしらえが難しければ、店頭で姿煮にしたいと言うとよいでしょう。そんなときのためにも、行きつけの魚屋さんがあると便利ですよ。