お魚をおいしく食べるコツ Konomi Hama's Fish recipes
File 043夏バテ対策の魚料理一覧
-
シンプル&ヘルシーな魚料理でスタミナ増強
夏は暑さと湿気で疲労感が増す反面、食欲は衰えてしまいがち。室内の冷房や、冷たいドリンク、氷菓・アイスクリームなどにより、胃腸が外からも中からも冷えて弱ってしまうことも、食欲減退の原因になりがちです。
スタミナ補給に焼き肉!…もいいのですが、弱った胃腸には刺激が強すぎる場合も。そこで、季節の野菜と魚を組み合わせたシンプル&ヘルシーな料理で養生&スタミナアップ。健康を考えた料理アイディアをご案内しましょう。おつまみにもおすすめです。 -
うなぎと長芋の組み合わせ
スタミナプラスには「ともかくうなぎ!」が夏の王道ですね。「土用丑の日」にうなぎを召し上がる方も多いのではないでしょうか。
確かにうなぎは栄養満点で、スタミナアップにおすすめの食材。蒲焼なら、焼きや蒸しの段階で余分な脂肪が落ちますが、弱った胃腸には、それでも強い場合がありそうです。
そんなときにおすすめなのが、「うなぎのふわトロ焼き」。すりおろした山芋(100g)にめんつゆ(15cc)と水(30cc)を混ぜて耐熱皿へ。その上に一口大に角切りしたうなぎの蒲焼を乗せてオーブンで焼けば完成です。
胃の粘膜を保護し、腸内で糖分や脂肪分の吸収を抑えるはたらきを持つ成分「ムチン」が含まれる山芋と一緒なら、安心して食べられますね。作り方も簡単なので、ぜひお試しください。 -
マグロとニラの組み合わせ
ニラに含まれる「アリシン」は、糖質を効率よくエネルギーに変えるはたらきを持っています。夏バテでスタミナ切れの人や、血糖値が気になる人には、ぜひ積極的に摂りたい野菜といえます。
このニラと意外なほど相性がいいのがマグロ。低脂肪、低カロリーで、良質なタンパク質が豊富。ビタミンやミネラルも豊富なので、胃にもたれることなく十分な栄養を摂ることができます。
山かけ用のカットまたはサクのマグロを切り分け、フライパンにゴマ油をひいて炒めます。火が回ったら食べやすいサイズに刻んだニラをプラス。味付けはしょうゆ、酒、少々のみりん。豆板醤を加えて味を調えれば、なかなかのごちそうです。 -
かつおとネバリ野菜の組み合わせ
かつおもスタミナプラスに役立つ魚です。
すでに調理されているタタキを切り分け(お好みで、少しあぶってもいいでしょう)、さっとゆがいて斜め切りにしたオクラと、すり下ろした長芋をのせ、刻みショウガまたはきざんだ大葉をトッピング。しょうゆかぽん酢をかけていただきます。
あっさりした味わいが、いかにも夏向けの一品です。 -
アジとズッキーニの組み合わせ
パーティーの献立にもなるイタリアンな一品。あっさり系ですが、栄養豊富でうまみの深いヘルシー料理です。
新鮮なアジを三枚おろしにして、タテに薄切りにしたズッキーニと重ねて耐熱皿に並べ、塩コショウをふりかけて味をととのえます。オリーブオイルをかけ回してオーブンかオーブントースターで焼きます。
パセリやトマトなど夏野菜をプラスして彩りよく仕上げると、食欲をそそります。 -
夏野菜のソースとムニエルの組み合わせ
トマト、セロリ、タマネギ、パプリカ、イタリアンパセリなどの夏野菜を細かいみじん切りにし、オリーブオイル、ワインビネガー、塩、黒コショウ、レモン汁とよくあえて、風味豊かな夏野菜ソースを作ります。
白身魚をムニエルにして、このソースをかければ、夏の味。ダイエットメニューとしてもおすすめの一品です。白身魚は、肝機能が弱っている時にもおすすめです。
このソースは、ゆでた豚肉などとの相性もとてもよいので、いろいろお試しください。 -
素揚げでおしゃれに
揚げ物にするときは、素揚げを心がけ、カロリーの摂り過ぎと、胃腸への負担を軽減しましょう。白身魚を一口大に切り分ければ、フライパンでもできて手軽です。
レタス、水菜、きゅうり、パプリカなど、生野菜と組み合わせたサラダにして、ぽん酢や青じそ風味のドレッシングをかければ、あっさりおいしくいただけますね。
オクラ、かぼちゃの薄切り、二十日大根など、夏野菜も素揚げにして、魚と一緒に盛り合わせると、また雰囲気の違う一品に。ちょっとおしゃれな食卓になりますよ。