企業情報・サステナビリティマルイチのあゆみ
四方を山に囲まれた長野県において、新鮮な魚を求めることはかつては困難を極めました。マルイチはそんな長野県で、戦後の混乱期に産声をあげました。 その後、経済復興と消費生活の充実にあわせ、取扱商品と拠点の拡大を進めてきました。
マルイチのルーツは、1927年(昭和2年)に創業者仁科良雄が、長野市権堂に開店した二間間口の魚屋『やましょう若松屋』までさかのぼります。 企業としての発足は、1951年(昭和26年)1月、株式会社長野中央魚市場を設立したときに始まります。
1950創成期
長野市で一番小さな水産物問屋から、長野市で最大手の水産物問屋への成長期
1951 | 1月 | 長野市に「株式会社長野中央魚市場」を設立、水産物の卸売事業を開始 |
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長野市権堂町に設立した「株式会社長野中央魚市場」(1951年)
1960水産市場の長野県全域への展開
水産市場を長野県内各地に展開し、長野県のマルイチとしての地位を確立
1961 | 5月 | 東京営業所(現:東京支社)を設置 |
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1962 | 5月 〜 11月 |
営業権の譲り受け、合併等により、松本支社、伊那支社(現:上伊那クロスドックセンター)、飯田支社(現:飯田水産営業所)を設置 | 10月 | 名古屋営業所を設置(現:名古屋支社) | 10月 | 社名を「株式会社長野中央市場」に改称 |
1964 | 4月 | 食品部(現:食品事業部)を設置し、加工食品の本格的な取扱いを開始 |
1965 | 10月 | 長野市場団地開設(長野市若里)に伴い、本社、長野支社を移転 |
長野市若里へ本社・長野支社を移転(1965年)
1970フルライン卸の本格展開
食生活の多様化に対応し、加工食品・菓子・食肉・冷凍食品等の商品フルライン化と
流通形態にあわせた長野県内拠点網を構築
1971 | 4月 | 精肉部(現:畜産事業部)を設置し、食肉の本格的な取扱いを開始 |
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12月 | 長野支店に長野食品流通センターを設置 | 1973 | 4月 | 松本支店に松本食品流通センターを設置 |
6月 | 食品部にて菓子の取扱いを開始 | |
1974 | 4月 | 冷食部(現:水産事業部 フードサービス部門)を設置し、冷凍食品の取扱いを開始 |
4月 | 飯田支店(現:飯田食品営業所)を設置 | 1975 | 4月 | 営業組織の商品別の3事業部制(水産・畜産・食品)がスタート |
10月 | 長野市に大型冷蔵庫を設置、冷凍マグロの取扱いを開始 |
食品流通センターを設置
1980日本の中でオンリーワンの総合食品卸を目指して
市場業態とエリアの枠を越え、食品加工・製造分野を含めたグループ力を強化し、
総合食品卸売業としての事業を確立
1984 | 4月 | 大信畜産工業(株)(本社:中野市)を子会社化 |
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1986 | 4月 | 社名を「株式会社マルイチ産商」に変更 高崎支社(現:北関東支社)を設置し、長野県外への本格進出を開始 |
1988 | 4月 | 長野市真島に長野地方卸売市場が完成し、本社・長野支社・長野営業所(現:長野広域販売部)を移転 流通加工子会社としてファーストデリカ(株)(本社:長野市)を設立 |
12月 | 名古屋証券取引所市場第2部(現:メイン市場)へ上場 |
「株式会社マルイチ産商」に社名変更(1986年)
1990関東圏への拠点展開強化と低温流通センター化
水産物流通を従来型の卸売市場流通に加え、低温流通センター機能によるシステム流通を推進
1990 | 6月 | 甲府支社設置 |
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1992 | 9月 | 松戸支社設置(現:東京支社へ統合) |
12月 | 伊勢崎支社設置(現:北関東支社へ統合) | |
1995 | 11月 | 長野低温流通センター設置 |
1995 | 3月 | 長野食肉流通加工センター設置 |
1996 | 7月 | 北関東低温流通センターを設置し、北関東支社を移転 |
9月 | 松本低温流通加工センター設置 | |
1998 | 4月 | 群馬食品営業所を設置 |
1999 | 8月 | 宇都宮支社(現:宇都宮営業所)を設置 |
長野低温流通センター設置(1995年)
2000「総合食品流通産業」へ
新たな成長に向けた基盤整備と事業領域の革新
2001 | 2月 | 梓川共配センターを設置 |
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11月 | 名古屋支社に名古屋低温流通センター設置 | |
2002 | 1月 | 三菱商事(株)が筆頭株主に |
2月 | 北陸営業所を設置 | |
10月 | 埼玉県久喜市に首都圏生鮮流通センター設置 | |
2003 | 4月 | 中期経営計画「V字改革21」を発表 物流子会社マルイチ・ロジスティクス・サービス(株)を設立 |
11月 | 名古屋低温流通センターに流通加工機能を備えた水産加工場を併設 | |
2005 | 8月 | 中期経営計画「スパイラルアップ2007」を発表 〜水産生鮮を基軸とした流通トップ事業者をめざして、"基盤整備"と"仕込み"を推進〜 |
2008 | 5月 | 中期経営計画「プラン2010」を発表 〜事業構造改革と経営基盤整備をベースに持続的な成長ステージへ〜 |
10月 | フードサービス事業部(現:水産事業部 フードサービス部門)を設置 |
首都圏生鮮流通センタ―設置(2002年)
2010 ~新しい食の提案による顧客ソリューション
「メーカー型卸事業」をはじめとする価値ある食品流通機能の創造による持続的成長へ
2010 | 5月 | 業務用卸の(株)ナガレイ(本社:長野市)を子会社化しフードサービス事業を強化 |
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2011 | 5月 | 中期経営計画「Cキューブ‐2013」を発表 |
2012 | 3月 | 三共物商グループ(本社:福岡県福岡市)を子会社化し、養殖魚事業に参入 |
2013 | 7月 | 山梨・西関東広域流通センターを設置し、甲府支社を移転 |
11月 | 中期経営計画「変革2016〜Challenge for Change〜」を発表 | |
2015 | 8月 | 水産品加工業者の信田缶詰(株)(本社:千葉県銚子市)を子会社化 |
2017 | 4月 | 総合食品卸売業の(株)丸水長野県水(本社:長野市)を子会社化 |
5月 | 中期経営計画「変革2019〜日本の中のマルイチを目指して〜」を発表 | |
2020 | 5月 | 中期経営計画「創造2022~変革を成し遂げ、更なる飛躍のための創造へ~」を発表 |
山梨・西関東広域流通センター設置(2013年)