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お魚をおいしく食べるコツ

海藻を食べて元気&きれい!

海藻のパワーが注目されています

photoノリ、昆布、ひじき、わかめ、寒天、めかぶ、etc…。日本人の伝統的な食生活に欠かせない食材、海藻の価値が、国際的に再評価されています。海藻はミネラルと食物繊維が豊富で、脂質がごくわずかなヘルシーフード。その上、海藻のミネラルに含まれるさまざまな成分の働きや効能が解明され、栄養学や食物学の専門家も、健康状態の維持・向上、生活習慣病の予防、ダイエット、美容などのために、もっと積極的に食べるようにすすめています。
暑さで食欲が衰えがちな夏も、のどを通りやすい海藻ならデザート感覚で食べられそうですね。海藻のパワーを知り、元気&きれいになるための食卓を工夫しましょう。

食物繊維を一気に摂取

海藻が食物繊維の宝庫であることは、昔からよく知られています。
よく言われるように、食物繊維は腸内でぐんと膨脹し、糖質やコレステロールの吸収を邪魔したり、排出を促したりして、腸内の環境を改善する代表選手。近年急増している大腸ガンの発生妨げる効能も研究されており、これだけを見ても海藻を食べるメリットがいかに大きいかがわかりますね。

意外にもカルシウムの宝庫

photo海のミネラルを大量に含む海藻。実はカルシウムも大量に含んでいます。特にわかめ、ひじき、昆布など乾燥した海藻は同量の牛乳を大幅に上回るカルシウムを含んでおり、成長期の子供さんや、骨粗鬆症が気になる世代の女性に、ぜひたくさん食べて欲しいものです。

ヌルヌル成分がいい感じ

ここ数年、特に注目されているのが、海藻(特に昆布の仲間)のヌルヌル成分「フコイダン」。身体が持っている免疫力を高めるとともに、外から体内に入ってくるピロリ菌などを退治するといわれます。実験によってはガン細胞が消滅した事例もあるのだとか。抗酸化力も高く、細胞の若さを保つ働きも注目されます。効果のほどには個人差があるのでしょうが、免疫力の向上により、手強い病原菌が退散したり、少しずつでも老化が遅れるというなら、積極的に食べる価値があるというもの。もずく、めかぶ、ホソメコンブなど、ヌルヌルの強い海藻をぜひ召し上がれ。

食べ方次第でさらに効果アップ

photo 海藻と他の素材を組み合わせれば、効果がさらに高まって、食卓にもにぎわいがプラス。こんな一工夫、いかがですか。

●オクラとの組み合わせでタンパク質の吸収アップ
ネバネバ成分の相乗効果で、海草類が持つ良質なタンパク質の吸収が高まります。今月の簡単メニューで「メカブとオクラとモヤシのスープ」の作り方を紹介しました。ぜひお試しください。

●油との組み合わせもおすすめ
海藻には、抗酸化作用の高いカロテン(体内に入ってビタミンAに変化)が豊富。カロテンやビタミンAは、油と一緒に食べると吸収がいいので、ひじきの炒め煮、茎ワカメの油炒め、磯辺揚げなど、炒め物・揚げ物にしてみるのもいいでしょう。

●外食の際は海藻の一品をプラス
脂質や糖質が過剰になりがちな外食メニュー。肥満や糖尿を気にする人にとっては、メニュー選びも深刻です。食物繊維が多い海藻メニューを一品プラスすれば、脂質や糖質の腸内吸収スピードがぐ〜んと低下。「腹八分目と海藻」を意識して、健康的な外食を取りましょう。


あなどれない海藻のミネラル効果

昔から習慣的に多くの海藻を食べてきた日本人は、そこに豊富に含まれるミネラル成分によって、あまり意識しなくても電気(イオン)、酸とアルカリ、血糖、血圧などのバランスを保ってきました。身体組成のバランスが保たれることで、精神面のバランスが取れ、また生殖機能も保たれてきたという説もあります。生活習慣病の急増に加え、「キレる」精神構造、生殖能力の衰えなど、現代日本社会の深刻な問題を改善する一助として、海藻をたくさん食べる伝統的な食生活が推奨されています。海藻と身体のバランス…ちょっと意外な気がしますが、人がもともと海からきた生物だったことを考えると、なんとなく納得。食育の一貫として試してみる価値はありそうです。