魚を知ろう

ホームお魚を知ろう>浜このみの「旬のととレシピ」&とと女の「おいしいよ!」
☆新年のごあいさつ
 お正月気分を残しつつも、新しい年に向かって動き出したこの時季、お正月料理とはちょっと気分を変えて、旬の魚を楽しみませんか?
 金目鯛は煮魚にする方が多いかもしれませんが、レンジ加熱してから、熱々のゴマ油を掛けるだけで、本格中華に早変わり。
 そして、マグロの塩昆布漬けですが、これは昆布じめから発案したもので、どんなマグロも大変おいしくなります。やまかけにして、節分料理として使っていただければと思います。
 カキはまさに、今が一番おいしい時季。オイル漬けにして、カキのおいしさを倍増。さらに保存がきいて、漬けたオイルまで利用できます。カキの食べ方では一押しの料理です。

 旬の食材をもっとおいしく食べたい!そんな食いしん坊魂全開で今年も新しいレシピの開発を楽しみながら挑戦していきたいと思います。
 皆様、それぞれにとって、よい年になることをお祈り致します。
 本年もよろしくお願いします。
2015 1月6日   浜このみ


 正月、我が家の食卓には、お節料理やお雑煮と共に善光寺のダルマが並ぶ。ダルマの背中に、一年の目標や願いごとを各々記し、眼を開けるところから新年は始まるのだ。
 長年の経験から、大仰なことではなく、少し頑張ればできることを書くようになった。最近はもっぱら魚に関することが多く、2013年は「日本さかな検定一級合格」、2014年は「三枚おろしを上達させる」、2015年は「釣りに挑戦」だ。冬の諏訪湖か、夏の日本海か。1度でも2度でも、まずは経験してみたい。あらゆる角度から魚を知り、味わい、魚食文化を大いにたのしむつもりだ。
 「たのしむ」といえば、私が好きなものの中に、幕末の歌人 橘曙覧(たちばなのあけみ)の「独楽吟」がある。「たのしみは…(の)時」という形式で、日々の暮らしの中にあるささやかな喜びを詠み上げた連作短歌集だ。
「たのしみは 妻子(めこ)むつまじく うちつどひ 頭ならべて 物をくふ時」
「たのしみは 門(かど)売り歩く 魚買ひて 煮る鍋の香を 鼻に嗅ぐ時」
「たのしみは まれに魚煮て 子等(ら)皆が うましうましと いひて食ふ時」
 この歌が詠まれた頃と今とでは時代背景が全く異なるものの、一家団らんの食卓や家の中に漂ういい匂い、テーブルの笑顔は、いつの時代も変わらない幸福の象徴だ。ダルマには記さなくとも、心身の栄養になる和やかな食卓を今年もつくっていきたいと、心から思う。またその支えとなる食品流通に携わる人々の声、日本の食文化を育む四季、旬の味を大切にしていこうと思う。
 さて新年のお遊びに、私もひとつ、独楽吟を真似て。
「たのしみは 朝の市場に 立つ人の 薦むる魚の 手に入りし時」
「たのしみは 明かき厨に ツレと立ち 杯をあげつつ 膳つくる時」
 明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって、幸せな一年でありますように。