魚を知ろう

ホームお魚を知ろう>浜このみの「旬のととレシピ」&とと女の「おいしいよ!」
フライパンで簡単に、しかもオシャレなアジフライを楽しんでみませんか?見た目も味もアジフライですが、揚げる必要はありません。さらに、青魚は苦手!という方にも喜んでいただける魚料理です。3枚におろしたアジを買ってくればもっと手軽に作れますね。

 「長野から来たと?」アジの水揚げ量日本一を誇る長崎県松浦で、地元のお母さんたちに笑顔で声をかけられた。4年前のちょうど今頃、松浦にある魚市場を仕事で訪れたときのことだ。時刻は、午前4時。水揚げされたばかりのアジを出荷用の木箱に詰めながら、珍客の訪問に歓迎の意を表してくれた。
 「アジはあんまりウロコがなかしぃ、脂のってて、今がおいしかですよ。」こちらは市場食堂で、日々料理の腕を奮うお父さんの一言。アジをさばく無駄のない手つきが、実に見事で美しい。鮮度抜群の刺身、地元で人気のすり身揚げ、旨味が凝縮したつみれ汁など、アジのフルコースで目と舌を楽しませてくれた。
 「こっちの醤油は長野と違って、甘か。でもこれがうまかー。」早朝のセリを終え食堂にやってきた海の男は、九州独特の醤油を使ったアジのたたきで、豪快にご飯を平らげ、焼酎をたしなんでいる。東の山の人間に、西の海の文化をユーモアたっぷりに教えてくれた九州男児は、きっと今日も元気で巻き網船に乗っているだろう。
 6月、旬のアジを見ると、連鎖的に松浦の記憶がよみがえる。そして、全国の人においしいアジを食べてほしいと、懸命に働いていた人たちの姿を思い出し、無性にアジを調理したくなる。
 よし!週末は“アジのハーブパン粉焼き”をつくろう。松浦の市場食堂にも加えたい、信州発の一品。簡単・オシャレ・うまかーのアジ料理ばい。