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ホームお魚を知ろう>浜このみの「旬のととレシピ」
干物のアジが食卓に登場するご家庭は多いと思いますが、今の時季、ぜひ味わいたいのが、旬のアジです。今回は生のアジを炊飯器にお任せして、おいしい焼きこみご飯を作ります。スーパーなどで3枚におろしてもらったものを使うとさらに便利ですね。

ととクイズ
アジを漢字で書くと「鯵」となりますが、魚へんに「参」と書くのはどうしてでしょうか?
①参勤交代の際に献上魚として用いられたから
②参集する(群れる)魚だから
③「参」は旧暦の3月(現在の5月頃)を指し、アジの旬に由来するから
アジ科の魚は非常に数が多く、「マアジ」をはじめ「マルアジ」、「シマアジ」など100種類以上います。その中で、いわゆる「アジ」と呼ばれるのは、スズキ目アジ科マアジ属の「マアジ」やムロアジ属の「マルアジ」です。
アジは北海道から九州までの沿岸域で群れをつくります。そのため1年を通して漁獲されますが、産卵前の脂がよくのった春から夏にかけての、まさに今の時期が旬です。アジを漢字で書くと魚へんに「参」で「鯵」となるのは、「参」が旧暦の3月(現在の5月頃)を指し、アジの旬に由来するから、という説があります。よって、ととクイズの正解は③でした。
ちなみに、江戸時代中期の政治家で儒学者の新井白石は「東雅(とうが)」という語源辞典の中で、「鰺とは味なり、その味の美なるものをいう」と記しており、味の良さからアジという呼び名がついたとされています。
アジは生活習慣病の予防に効果のある青魚の代表格です。たんぱく質の含有量は20%以上で、魚の中でもトップクラス。同じ青背魚のイワシやサバに比べて脂肪の量は3分の1以下なので、白身魚なみに高たんぱく・低脂肪、低カロリーといえます。また、グリシン、アラニン、グルタミン酸などの旨み成分も多く含まれています。
全体に丸みをおびていて、目に濁りがなく黒くすんでいるもの、体表が輝いていて、エラが鮮紅色のものが新鮮です。ぜひアジわってみてください。
 
 

浜このみさんプロフィール
浜このみ

浜このみ
(クッキングコーディネーター)
新聞社勤務をへてフリーライターに。料理取材、料理本の編集、コラム等を手掛けるなど「食とメディア」のコーディネートを中心に仕事の場を広げる。主婦の目線で「簡単でおいしく、しかもオシャレ」をモットーに数々のレシピを提案。著書に『今晩のおかず365日』『旬をまるごといただきます』『信州の主婦が選んだ 人気メニューBest100』(信濃毎日新聞社)がある。「週刊まつもと」、「週刊いな」、「週刊いいだ」、「長野市民新聞」等でレシピを連載。長野放送「土曜はこれダネッ!」にレギュラー出演。長野県カルチャーセンター講師。塩尻市出身、長野市在住。